DevOpsDays TaipeiにTokyoチームで参加してきました。

2019年10月16~18日の3日間にかけて開催されたDevOpsDays Taipeiに、Tokyoチームとして参加致しました!
私、佐藤が実行委員を務めるDevOpsDays Tokyo宛に、日本からのスピーカーの登壇と、Tokyoとしてブース出展を検討してほしいとの連絡が届き、以前にTokyoでご登壇いただいたスピーカーへのお声がけや台湾とのブリッジとして私が諸々を担当致しました。

DevOpsDaysは世界数十の都市で開催されているカンファレンスであり、アジアでは東京以外に、台北(台湾)、北京&上海(中国)などで開催されています。
国際的カンファレンスとして、他国の都市ともコラボレーションしたいと常々考えていたので、今回の台湾からのお誘いはまさに待ち望んでいたものでした。

タイトなスケジュールの話でしたが、結果的には計5名のスピーカーの方をDevOpsDays Tokyoからの推薦という形式で、台湾にてご登壇いただくことになりました。


初日はOST(Open Space Technology)とブース設営。
会場は臺北文創大樓という台北でカンファレンスがよく開催される場所のようです。
500人超の来場者でも余裕のある、洗練された素晴らしい会場でした。



OSTの参加者の99%は台湾人でしたが、Tokyoチームも全員が参加し英語でのトークを提出して、白熱した議論を展開していました。


2日目のセッションはキーノートも含め全てが台湾語でしたが、ランチタイムにはLINEの伊藤さんによるモブプログラミングワークショップが催されました。


夜はDevOpsDays Taipeiの開催企業でもあるTitansoft(新加坡商鈦坦科技)にて、スピーカーを招待してのディナーパーティが開催されました。
台湾で働きやすい職場ランキング1位にも選ばれたことのあるオフィスは、様々な工夫に満ちた素晴らしい場でしたし、なんとオフィスの見学ツアーまで開催してくださいました。


そして3日目はいよいよTokyoチームの登壇です。

1人目は2018にTokyoにてご登壇いただいた、オーストラリアのGabor Devenyiさん。

「Transformation antipatterns」をテーマに、リーンキャンバスやエレベーターピッチ、DevOpsにおけるKPIについてなど、充実した内容のセッションでした。


ランチタイムには希望者によるライトニング・トークがおこなわれ、クラスメソッド藤村新さんが「守破離」について英語でライトニング・トーク、続けて私、佐藤が来年4月9~10日に開催されるDevOpsDays Tokyo2020の紹介をさせていただきました。


続いては、楽天吉田彩奈さんによるセッション「人力資源部門開展 DevOps 培訓的故事 (人事がDevOps研修を作っちゃった話)」

吉田さんは英語が得意ではない台湾の方々にも伝わるようにと、日本語→中国語の通訳をつけてのご登壇でした。
登壇後のアスクザスピーカーでは、なんと70分もの行列ができ、名刺交換を多くの来場者が求めている様子はアイドルさながらでした。


続いては、クラスメソッド藤村新さんによる英語でのセッション「Experience of the DevOps implementation support service」

成功体験だけでなく失敗談まで包み隠さずに共有する貴重な話は、多くの聴講者にとっても参考になるものだったに違いありません。


続いては、2019にTokyoにてご登壇いただいた、アメリカのDavid Nguyenさん。

「How Target.com comes to life」をテーマに、アメリカの大手小売りチェーンのTargetがEコマースやその他のDXにどのように対応してきたのかを、社内のDojo(道場)における役割とともに解説する素晴らしい内容でした。


そしてトリをかざったのは、LINE伊藤宏幸さんと高橋勲さん。

「Karate for DevOps, with DevOps」をテーマにデモを交えながら、LINEでのSET(Software Engineer in Test)の様々な取り組みを英語で解説してくださいました。


盛り沢山の3日間だったため、駆け足での紹介となりましたが、ご覧になった方にイベントの雰囲気が伝わっているならば幸いです。

今後もDevOpsDays Tokyoは、海外の開催都市やコミュニティとのコラボレーションを展開していく予定です。
その際には、再びこちらでその様子をレポートしていこうと思っております。

DevOpsDays Tokyo実行委員メンバーとして同行し、ブースやOSTを盛り上げていただいたクリエーションライン笹健太さんも、この度は誠にありがとうございました。


イベントの様子はこちらのレポートからもご覧いただけます。

・クラスメソッド 藤村新さんによるレポート
 DevOpsDays Taipei 2019で登壇してきた

・LINE 伊藤宏幸さんによるレポート
 DevOps Days Taipei 2019登壇レポート