BuildMasterを使ってみよう:WebアプリをIISでデプロイ

BuildMasterはリリースにおける安定性を強固なものにしてくれる、優れたツールです。
このチュートリアルにて、継続的なリリースプロセスを構築するためのパイプラインとIIS設定を通して、シンプルなASP.NETウェブアプリをデプロイする方法を学ぶことが可能です。

注意:このチュートリアルでは、デモとしての目的のために、アーティファクト手動でのアップロードをおこないます。
主に使われるワークフローでは、Jenkins, TeamCity, TFS, Visual Studio、またはドロップパスしたアーティファクトをビルドしインポートします。
ビルドをまだ自動化していない場合は、BuildMasterをソールコントロールからコードの検索に使用し、ビルドし、ユニットテストのために利用することができます。


必要条件:
・こちらよりBuildMasterをダウンロードして下さい。: BuildMaster

・こちらより Accounts.zipをダウンロードして下さい。: Accounts.zip

・このチュートリアルで作成される”AccountsAppPool”を使用するために、カスタムもしくはデフォルトのいずれかで、IISがインストールされていることを確認して下さい。

チュートリアルはYouTubeでもご覧頂けます。
日本語版ビデオは近日公開予定です。


BuildMasterでアプリケーションを作成

BuildMasterのアプリケーションはパイプラインをビジュアル化し、リリースし、プランを管理するために使用されます。
BuildMasterで新しいアプリケーションんを作成するために、ApplicationsCreate Applicationと選択し、アカウント名を入力後、Createを選択して下さい。

Applications > Create Application

デプロイプランを作成

アカウントのOverviewページにて、application navigation menuからPlansを選択して下さい。

plansページにて、アプリケーションが作成された時に自動生成されたDeploy Accounts planを選択して下さい。
その後、the Plan Editorが開かれます。

the example planを削除するために、一番上にある赤い×をクリックして下さい。
そして、左側にあるthe statement libraryから、ドラッグ&ドロップでGeneral Blockを追加します。

short descriptionとしてDeploy Accountsにエンターし、Saveをクリックして下さい。
その後、AppPool オペレーションを確認するために、 Search Statements boxを使用し、新しく追加されたGeneral Blockへドラッグ&ドロップして下さい。
これにより、IISアドミニストレーターに多くのプロパティを提示します。
プロパティエディターに下記の値を入力して下さい。

Name: AccountsAppPool

.NET CLR version: v4.0

State: Stopped

Saveをクリックし、事前にダウンロードしていたAccounts.zipファイルをデプロイするためのDeploy Artifact operationを追加します。
Search Statements boxでアーティファクトを検索し、事前に追加していたEnsure Application Pool operation上に、オペレーションをドラッグ&ドロップします。
artifact nameとしてAccountsと入力し、target directoryにはC:\Websites\Accountsと入力して下さい。

Saveをクリックし、AccountsAppPool をapplication pool nameとして、Start App Pool オペレーションを追加します。

3つのオペレーションの追加を完了後、設定されたプランは下記のようになります。

Save Planをクリックします。
これで、パイプラインの自動作成のエディットの準備が整いました。

パイプラインを修正する

パイプラインは、アプルーブやデプロイウィンドウなどの他のプロセスコントロールとともに、パッケージが関連する一連のステージを記述します。
アプリケーションナビゲーションメニューから、Pipelinesを選択することで、自動作成されたパイプラインアカウントが確認できるようになります。

Accounts pipeline をクリックし、対象となるIntegrationのeditをクリックして下さい。

Accounts > Edit

これにより、Pipeline Stage Target の編集ウィンドウが開き、サーバーを Specific servers に設定し、ターゲットサーバーとして localhost を設定できます。

Save をクリックし、アプリケーションナビゲーションメニューから Releases  をクリックし、Create Release をクリックします。

Save > Releases > Create Release

ポップアップされた create release で、デフォルトのまま変更を加えずに、Create Release をクリックし、。をクリックし、0.0.0 releaseの概要ページに移動します。その後、Create Package をクリックし、Automatically deploy to Integration stage のチェックをオフにします。

上記のチェックを外した後に Create Package をクリックして下さい。

アーティファクトをアップロード

release packageが作成されたことで、アーティファクトを関連付けることが可能になります。
Artifacts 内にあるmanual upload をクリックし、アカウントに名前を付けて、必要条件としてダウンロードしたAccounts.zipファイルを参照します。

アップロードが完了したら、Integration にて deploy をクリックし、続けて Deploy Package をクリックします。

deploy > Deploy Package

Deploy Package をクリック後、実行ページにて、デプロイプランへ追加されたステップの実行が確認可能です。

デプロイが完了し、パイプラインが最初のステージへと進んだことが確認できます。

まとめ
BuildMasterの直観的に操作可能なステップで、繰り返し利用できるリリースプロセスの基礎を構築できました。


関連コンテンツ

KB#1013: Hosting Through IIS Instead of the Integrated Web Server

上記コンテンツも含めて、ドキュメントの日本語化を随時進めております。